クリアになる、他

2011/11/20 日曜日

願望達成のための技術としては、「イメージを描く」「瞑想をし、感情を味わう」といったことはよく語られています。

で、それで達成できた人はどれくらいいるでしょうか?

最近はボロが出てきて一部では「いわゆる成功哲学は、アメリカ人のチョーポジティブ思考、問題は放り出せるくらいの人じゃないと無理」ともいわれています。

それはそうかも知れないです。日本人にはどこが厳しいかというと、とにかくネガティブ指向ですよね。人がうまくやっていると「俺も」とは思わず、「あんなのはたいしたことない」とか「いずれダメになる」とかそういう成功を否定することに躍起になります。それで、自分の問題を正面から見ようとしないことが多くないですか?

結果、すごーくネガティブな意味で「今の自分がイチバン。仕方ないよ」

この文章をお読みのあなたは「そうだけども、なんとかならないかなぁ。」と少しだけでもポジティブな気持ちを持っていられるのだと思います。あなたのために、私も諦めずに記事を書きます。

まず、「引き寄せの法則」とか「願望達成」ができるのか?という根本的な問題については「できます」

リンクにある「潜在意識で願望を達成しよう」を御覧ください。友人のバキュさんがやっていますが、このサイトでは叶うか叶わないか、なんて議論はしていません。いまや「なぜそういうことができるのか?」という段階です。
瞑想だけでも、かなりの願望は達成できているのです。さぁ、どうします?

うまくいかない人もいます。それは現実に打ちひしがれてしまっている人です。

先に書いた嫉妬ややっかみが本能的に出てしまう人。そういう人は「現実に打ちひしがれてしまって」いるのです。

大事なことをふたつ書きます。この二つを心の底から行い、他ページの願望達成方法のいずれかを行えば達成できます。なぜ言い切れるかというと、少なくとも私が経験したことだからです。

1. 過去の問題を愛する

過去にいろいろな問題があったと思います。特に大きな問題は繰り返し、あなたの前に現れていませんか?なぜでしょうか。厳しい人は「それを乗り越えなければイケナイのだ」といいます。それはひとつの最もハードなひとつの解決方法に過ぎません。

答えをいきなり書く前に、「自分は何者か?」ということを考えます。
少なくとも、過去の問題に拘泥して「それに怒っているのが自分という存在で、自分の目的は怒りをみせつけることです」って寂しいですよね。その怒りのために一生を捧げるのでしょうか?

じゃぁ、自分ってなんでしょう。

体が自分でしょうか?

名前が自分でしょうか?

◯◯会社に属しているのが自分でしょうか?

腹が減ったと感じるのが自分でしょうか?

それは全部、自分の一部ですが、自分自身ではありませんね。
だって、上のものはぜーんぶ変化しうることでしょう?

絶対に変化しないものは、いつも、そういう体験を見ている自分です。
怒りを感じたり、うれしくなったり、その感情を見つめている、いつもそこにいる自分に気づきませんか?

ちょっと文章を読むのを止めて、いろんな過去の感情を思い出させる経験を5,6個浮かべてみてください。

そのどれを感じてもいる自分があなた自身です。これはものすごく大事なことです。

なぜならば、今まであなたの願望は頭から来ていたことが、ほとんどだと思います。「お金がないから欲しい」「カレ、カノジョが欲しい」「あいつに消えてほしい」
これらはすべて、そういう環境への反応としての願望です。

こういう願望を並べている限り、あなたは環境に反応しているだけです。
「あなた自身」はそういう反応装置ではありません。

つまり、感じている存在こそが「自分自身」です。

それ以外のすべて、体や顕在意識は肉体がもつ機能です。本当にあなた自身に忠実な召使いです。この召使は唯一、「あなた自身」に結果を認めてもらえると、次の課題にとりかかります。

繰り返し同じイヤなことが起きるのは、あなたがその結果の感情を認めて愛さないからなのです。過去のイヤなことも、間違いなくあなたの一部です。嫌な感情は嫌なものです。が、それを感じたいとあなた自身は決めたのです。たとえ、あなたの顕在意識が「そんな覚えはない」といっても引き寄せられているではありませんか。

そのイヤな思いをしたということを含め、愛する評価を与えることで、私たちの中でそのエピソードは終わりとなります。もう具現化しません。

スピリチュアルの世界では、どんな人でも神に愛されている、といいます。それはすべてひとつの神から発生した神の一部であるということもありますが、それぞれの人がさまざまな体験し感情をもつバリエーションを求めているからなのです。

バリエーションは感情をもったと自覚すれば、そこで終わります。


このあたりについて、一部で非常に話題になっている本があります。ところどころ物理学上、間違いもありますし、神道や陰陽師やましてやカバラまで出てくるので、全体を信じろとはいえません。しかし、「あなたは何者か」については大事なことを書いてあります。

2. 願望を現在の悩みの解決策としない

私の好きな「神との対話」のP155にこういう言葉があります。

あなたは給料の小切手を一回もらえなければ、自分は忘却の縁に消えると感じているが、わたしはあと一回の小切手でニルヴァーナに達するところにいると見ている。

コップの水を「あと半分」と見るか「もう半分」と見るどころの騒ぎではないですね。コップの水が「なくなった」と見るか「コップにはなくなった」と見るかくらいの違いです。

願望とは新たに自分を定義し、自分自身が感じたいことを決める作業です。
先に述べた、今の環境の対応として願望をもつことの本質は「悩みを消したい」ではありませんか?

悩みを消すという行為は悩みにエネルギーを与え、あなたは悩みとダンスを踊ることになります。
もっともてっとり早い方法は、悩みについてEFTかホ・オポノポノを行い悩みからエネルギーを奪いさるのです。そして、現れてきた適切な対処法は行動することです。

3. 現象に踊る自分以外の自分に気づく

これはスピリチュアルな分野では、「自分ってなに?」に気づけといいます。
簡単にいうと「自分の現実を見ている存在」が自分です。

なにをいっているかわからないでしょう?

だからエックハルト・トールの「ニュー・アース(アメリカで500万部以上売れた本)」「さとりを開けば人生がラクになる」などは、このことしか書いていないのです。

が、本だけでは理解が困難なのは事実です。

最近、人に教えてもらって、小一時間で「自分がなにか」わかるサイトを教えてもらいました。
もともとのサイトは

Headless Way (日本語です)

そして、ビデオ教材があります。
リチャード・ラングの講座(日本語字幕です)

ダグラス・ハーディングという哲学者が考えた方法だそうです。
この教材を見て「実験」をやると、「自分の本質」がわかります。
それから、自分がどういう存在でありたいか、を決め、願望を設定しましょう。

こういうことを書いていると同じことを体型だてて説明した本を発見しました。

願いを叶える7つの呪文
この本はチャールズ・ハアネルというアメリカの今の成功哲学の元祖が書いた「ザ・マスター・キー」を解説した本です。
この本で語られている内容も、いったん自分の中に入り、真の願望を見つけ、それに向かって進むと宇宙のサポートが間違いなく得られる、とあります。

これがつまらない願望(エゴのリアクション)ではない、本当の願望をかなえる「引き寄せの法則」です。