六壬 6. 三伝の出し方

四課を出した後、三伝を求めます。この三伝を出す方法が難解なため、ほとんどの人が挫折します。心してかかってください。

三伝とは、初伝、中伝、末伝の総称で、初伝(発用ともいう)は、モノゴトの最初、中伝は途中経過、末伝が最終結果を語ります。 三伝は、課式の上(天盤)と下(地盤)から導いた十二支の相剋から導き出します。

なお、用語で、天盤から地盤を剋することを「上剋」といい、地盤から天盤を剋ことを「下賊」といいます。

十二支の五行

ここでは、十二支の五行についての理解が必須です。以下のように割り振られています。
よく見ると丑、辰、未、戌が土に割り振られ、あとは、木火金水がペアになってます。ただ、陰陽にルールがありません。

十二支 五行
水・陽支
土・陰支
木・陽支
木・陰支
土・陽支
火・陰支
火・陽支
土・陰支
金・陽支
金・陰支
土・陽支
水・陰支

復習ですが、五行の相剋は次のとおりです。

  • 木は土を剋する=木は土より養分を吸収する
  • 土は水を剋する=土は水をせきとめる
  • 水は火を剋する=水は火を消します
  • 火は金を剋する=火は金属を溶かします
  • 金は木を剋する=金は木を切り倒します

上(天盤)から下〔地盤)を剋することを、「剋」といい逆に下から上を剋することを「賊」といいます。
先の四課に五行を加えて見直してみましょう。

四課 三課 二課 一課
子(水) 亥(水) 辰(土) 卯(木)
比和 比和
亥(水) 戌(土) 卯(木) 甲(寅)(木)

これらの剋、賊、支の数や関係から、次の種類の三伝の求め方を決定するのが、本道です。

  1. 剋(元首課、重審課)
  2. 比用課
  3. 渉害課
  4. 遥剋課
  5. 昴星課
  6. 伏吟課
  7. 返吟課
  8. 別責課
  9. 八専課

たとえば、四課が三つは吉で、ひとつだけ剋があると元首課と分類し、剋の地支を初伝とします。さらに、初伝の天盤を見て、中伝とします。中伝の支を地盤に見つけ、対応する天盤の支を末伝とします。

各々の課について法則を覚え課を出すのはタイヘンかつ間違いやすく、確実に六壬がイヤになります。さらに、私の調査では、流派によって5%ほどは分類結果が違います。 古来、袁樹珊の「大六壬探原」という本には720課すべての四課から三伝を出した表が伝えられており、それを使うのが手っ取りはやいのです。

これは、当研究会ではコンピュータの力を借ります。プログラムのメニューをご覧ください。

投稿者: たかお

毎度、お世話になってます。店主です。