六壬 5. 四課の出し方
四課は、その名のとおり4つの課からなります。
第一課
一課は、日干を下に書きます。今日が甲戌ならば、
甲 |
次に、甲の寄宮は寅でしたから、地番で寅を探します。天盤で同じ位置にある十二支を見つけます。卯です。したがって、第一課は、
卯 |
甲 |
となります。ここを特に日干の上という意味でしょうか、干上神といいます。
第二課
二課は、まず、干上神を下に書きます。
卯 |
この卯を地番で探します。天盤で同じ位置にある十二支を見つけます。辰です。したがって、第二課は、
辰 |
卯 |
となります。
第三課
第三課は、あらためて日干支から支を取ります。甲戌の戌ですから、
戌 |
とおきます。 次に地盤の戌の位置を探します。天盤で同じ場所にある十二支を探します。亥ですね。したがって、第三課は、
亥 |
戌 |
となります。この亥を日の支の上ということで、支上神といいます。
第四課
まず、第三課からの支上神を下に書きます。
亥 |
この亥を地番で探します。天盤で同じ位置にある十二支を見つけます。子です。したがって、第四課は、
子 |
亥 |
となります。 以上をまとめると
四課 | 三課 | 二課 | 一課 |
---|---|---|---|
子 | 亥 | 辰 | 卯 |
亥 | 戌 | 卯 | 甲(寅) |
なお、完成した四課には唯一残っている干の甲の横に寄宮から算出した寅を書いておくと、便利です。