冷え症の対策:食べ物
冷え性に効く食べ物とはなんでしょうか?
ちょっと知っている方だと「体を温める性質のものがいいのではないか。例えば、根菜やショウガ」とお答えになることでしょう。
それも正しい回答です。
しかし、最近、サラリーマンの方の食生活を見ていると、多くの人が価格重視でお弁当を購入されたりしているように見えます。
価格の安い弁当は、炭水化物と脂肪は大量にはいっています。満腹感を演出するためです。
そこにこっそりと危険が忍び寄るのです。
炭水化物と脂肪主体の食事ばかり摂っていると栄養のバランスが乱れ冷え性になるのです。
多くの人が食事は空腹感を満たすために摂ってしまっています。
しかし、食事は体に必要な栄養素を撮るためでもあるという、ごく当たり前のことを忘れているのではないでしょうか。
今のあなたは半年前に取った食事でできているのです。
ここで、食事から取る栄養素を冷え性を中心として見なおしてみたいと思います。
理想論を唱えるつもりはありません。
しばしば「栄養分をサプリメントから摂るのは邪道だ。食事から摂るべきだ」といって、結果的になにも取らない人が多数います。
理想論を唱えてなにもしないのであれば、サプリメントで補っているほうがいいに決まっています。
以下はそういう現実的な考えから読んでみてください。別段、栄養について目新しいことを書いているわけではありません。
脳が必要とする糖分
血糖値が下がるとアドレナリンが分泌され、イライラしたり筋肉が緊張して肩が凝ったりと、症状が悪化します。
一日に数回良質の炭水化物を摂取し、血糖値を上げることも症状軽減になります。
これはほとんどの方がクリアされていると思います。
ところが、、、
体の機能を調整する栄養素を考えてみる
炭水化物だけでは体のあちこちにガタがきます。
さまざまな調整栄養素があるのです。
オメガ3脂肪酸(オメガ3):オメガ3脂肪酸は、α-リノレン酸、EPA、DHAです。DHAは不飽和度が極めて高く細胞膜の流動性の保持に寄与します。
例えば動物性脂肪に多い飽和脂肪酸は赤血球膜を硬直化し、逆に魚に多いオメガ3脂肪酸は赤血球膜を柔軟化します。赤血球だけではなく、同じように脳細胞の細胞膜も軟化させ、正常な働きにします。
そして、魚の摂取量が非常に少ない人で自殺のリスクが上昇するともいわれています。
オメガ3・DHAを多く含む食品
オメガ3:
DHA:魚介類など
ビタミンB群:代謝や神経系統が正常に機能するためには不可欠なビタミンです。特にビタミンB6はトリプトファンの代謝に必要であり、うつ病との関連が強いとされています。
ビタミンB群を多く含む食材
ビタミンB1:豚肉や魚、玄米、豆類など
ビタミンB2:レバー類やウナギ、牛乳、大豆や大豆加工品、イワシ、サンマなど
ビタミンB6:カツオ、サンマ、サツマイモ、バナナ、小麦麦芽、ニンニクなど
ビタミンB12:レバー類や、サンマ、イワシ、カキやアサリ等の貝類など
マグネシウム:体内の酵素の働きに必用で、セロトニンを作るのにも必用となります。ストレスが増えるとマグネシウムが消費されるため、不足してくるとうつの傾向が表れます。
マグネシウムを多く含む食材
マグネシウムは、海藻や魚介類、豆類、ナッツ類などに多く含有。また精製されていない、雑穀や玄米、にがり、黒砂糖などにも含有。
ここまでは基礎的な栄養素です。
繰り返しますが、食事で取れそうになければ、サプリメントでも取らないよりはマシです。
症状を緩和させる食材
ショウガ:しょうがは解熱・発汗作用があり血行を良くします。また、胃腸を刺激してその動きを活発にして熱を発生させて体の内部から温める効果があります。
ショウガは体を温める作用がありますが、熱帯性植物なので、体を温めて発汗させ、その後体を冷やす効果もあるので、気をつけてください。まず暖かくすることです。
葛湯(くずゆ):葛に含まれるダイゼイン、プエラリン、プエラリン・キシロイド、ダイジン、ゲニステイン、ホルモネチンなどのフラボノイド類は、ホルモンの補助、血管拡張、神経系の安定などに作用します。
よもぎ:葉緑素が非常にに多く、血液浄化作用が高い食品です。高い殺菌作用を持ち、血液の流れをスムーズにする働きがあるため、冷え性に短時間で効果をあらわします。
非常に多くの効能を発揮する食品で、美肌効果もあります。どうせなら、男女ともかっこ良くなりたいと思うでしょう?