新しいインセンスの楽しみかた

インセンスやアロマといえばどこにでもありますが、いい楽しみ方ができていますか?

私は好きであるがゆえにかなり問題を発見しておりました。
以下では他のサイトではまず見かけないいろいろなアイデアや新しいインセンスの楽しみ方をご提案したいと思います。

現状の問題

私からみるとインセンスの機材は親切ではないと感じています。

スティックタイプの問題点

いわゆる線香ですが、巷での使い方はこのように提案されています。
穴をあけた小さな陶器に線香をさしなさい、と。
かなり不安定ですよね。
で、灰を受けようとすると別途、かなり大きい皿が必要です。
なによりも大前提としてまっすぐな線香が前提となっています。
しかしこの写真を見てください。手持ちのインド産のスティックタイプを並べてみたものです。

下の二本は日本産の線香です。世界中の線香がこのようにまっすぐだとよいのですが、せっかく買ってきた線香がうまく立てられずに引き出しにしまっていませんか?
いつしか香りが抜けて捨ててしまうことになったり。。。

貧弱な線香台だと倒れます
そしてしばしばテーブルに焦げ跡を作ってしまいます。
私もやってしまいました。

火事にならないか不安じゃないですか。
同様に少し倒した台もありますが、しばしば灰は台の外に落ちます。
そしてどの台も「インセンスの台なんてこんなもの」というチープ感がとてもいやでした。
思い切り角度を寝かせた台があればいいのです。
それでバリ島で特に作ってもらったものがこれです。


銀細工のショップに依頼したので、かわいい銀のゾウさんのアクセサリーのついた高級感のある製品となりました。
そして線香の角度をかなり寝かせてあります。ですから灰が外に落ちにくくなっております。
多少線香が長くても心配ありません。線香はすぐに灰になって落ちませんよね。

アジアン風なグッズが好きな方へプレゼントとしてもよいかと思います。

芯のないお香をどうするか?

耐熱シートをしいた陶器のケースを発見しました。
これです。

陶器に見えないでしょうけれども、陶器です。

このように蓋と本体なのですが、中に黒い不燃性のシートが敷いてあります。

そのためAGR31(後述)などを燃やすと、灰がそのままの形で残ります。
完全に燃やせます。
芯のついた線香も問題ありません。
ケースのサイズは長さ23.5、幅5、高さ3 cm です。
芯が長いなら折るか切って使います。(ちょっと見づらいですが箱の下のほうに見えているものは竹の芯です)

今のところ線香の香炉で上品で安全なものとしてはベストだと思います。

アロマオイルの問題点

アロマオイルを使うアロマウォーマー・バーナーは数多く売られています。
しかしどれくらいの人が使い続けられているでしょうか。
アロマオイルはたいていお皿に水を入れてお湯の中にオイルを垂らすように推奨されています。

そしていつしか水がなくなり、焦げ付く。

この問題の解決策がこれです。

香炉の上に水の代わりに白いスポンジがあります。これは不燃性のグラスウールでできたスポンジです。
これに市販のアロマオイルを垂らすと、じんわり加熱されていい感じです。
ただしグラスウール製なので強く握らないで扱ってください。

ひとつのグラスウールの塊には一種類のインセンスのみお使いください。混ざると予期せぬ匂いになります。
(お皿は汚れたら洗剤で洗えばきれいになります。大丈夫)

お香の最大の問題点

インセンスの王様と言っても過言ではない沈香という香木があります。木が樹脂を出し固まったもので、よいものは水に沈むため沈香という名前がつけられています。
奈良の正倉院には蘭奢待(らんじゃたい)と呼ばれる沈香があり、鎌倉時代に日本に持ち込まれたようですが、歴代の権力者が削って使ったことでも有名な沈香です。
乱伐のため今はほとんど入手できませんが、ベトナムやインドネシアで栽培されています。
ところが沈香が入っているという線香はいともたやすく入手できます。
それは合成香料を使っているからです。
インドやバリ島で線香は安く入手できます。理由はほとんどが合成香料だからです。

これは悪いことではありません。フェロモンと媚薬の記事にも記載しましたが、もし天然素材を使って香水やインセンス製品を作ったら世界中の動植物があっという間に消え失せることになります。
沈香はすでにワシントン条約の対象となっています。

しかしお香は鼻だけを刺激するものではありません。

肺に吸い込んでいるという事実を忘れないでください。

AGAR31

お香でも全成分が天然素材からできていることを保証しているお香があります。
チベット医学に基づいて作られた線香は31種類の植物性物質から作られているため、AGAR31と呼ばれています。
現在、ネパールで作られていて治療効果が非常に高い一方、副作用がないことで重用されています。

頭痛、ストレスフルな状態、不眠、背中や胸部の痛み、唇の乾燥、筋肉の硬直、痛みの緩和などに効くとされています。チベット医学の成果ですね。
あまり煙は出ませんが4mm-5mmの直径で太いです。
先にご紹介した「芯のないタイプのお香」で使うケースに入れて燃やすと便利です。
がんばって輸入しました。

このお香は類似品が出回っているのですが、正しい製品は処方した医師の名前が入っています。
こちらの製品はDr.Tinlay Wangchunkとなっています。
AGAR31は香りを楽しんでもよいですし、体によい治療効果のあるお香なので、帰宅してリラックスしたい時、ヨガなどをやっている横で煙を吸うとさらに効果を期待できます。

さて、同様に天然素材を香として楽しむ方法はないでしょうか?

たしかに香道などではお香を楽しんでいますが、火のおきた炭の上に雲母板を乗せ、そこで香を加熱します。
この方法は温度が高いため数分程度で香りはなくなり、低温で出てくる香りはわかりません。
また材料がかなり限られる上にとても高価です。ちょっとやってみるというにはかなり敷居が高いです。
香道があまりメジャーにならないのは、それなりに理由があるのです。
それを解決したのが以下の方法です。

薫香

インセンスは数多くの素材があります。
たとえばこれは「茶香炉」と呼ばれています。
もともとは茶葉を加熱して香りを楽しむものです。

今、ここで炊いているのはホワイト・セージです。
場の浄化に良いなどと言われているホワイトセージは火をつけて一気に燃やす方法しか知られていません。
茶香炉でゆっくりあぶるとよい香りが続きます。

「茶香炉」はお茶屋さんでお茶の新しい楽しみ方として売られています。
残念なことにお茶屋さんは茶葉をくべるしか考えが広がらないようです。
香炉も和風のものばかりです。

薫香(インセンス)

インセンスに火を付ける方法は、すぐ燃えてしまう、香りが炎の高温のためにあまり出ないなどいくつもの欠点があることは説明しました。
それを解消するために炭火にくべる炉などが使われてきました。しかし炭はちょっと楽しむには面倒くさいし高温なので扱いに注意しなければなりません。

キャンドルで炉を使ってあぶる方法だと手軽にじんわりとおだやかに長時間、香りを楽しむことができ、薬効を吸うことで健康効果が期待できます。

炉で加熱する場合、皿とろうそくの火の距離で温度はかわります。
この写真の距離でお茶をいぶす時、お皿の温度はだいたい180-200度くらいです。

インセンスを加熱する場合、もう少し温度が高いほうがよいのでマインド・クラフトではこのように小さいお皿を追加してキャンドルの高さをあげています。

これでお皿の温度は190-250度くらいになりインセンスを楽しむにはよい温度となります。

つまり香炉の炎の間隔を調整することで、お茶の葉でも楽しめるしインセンスも楽しめます。

(商品はスリットの柄とお皿はさまざまです。あらかじめご了承ください)

香炉を使い本物のインセンス材料を加熱することで楽しむ薫香について重要なヒーリングテクノロジーとして研究中です。
詳しくは 薫香の種類のページをご覧ください。

まとめ

以上をまとめると使い方は次の図になります。

キャンドル

香炉の話を書いたのですが、せっかくいい香炉を手に入れても残念なことがあります。
キャンドルです。
せっかくここまで来たのに愛想のない白いキャンドルは残念だと思いませんか?
特別な日や特に癒やされたい日はキャンドルにもこだわりたいものです。
マインド・クラフトではキャンドル職人さんにお願いして、オリジナルのキャンドルを作ってもらいました。

たまには部屋の電気を消してキャンドルの火を眺めてみてください。
ご存知のように人類は数十万年前から火を使い始めました。
やわらかい炎のゆらぎを見つめると安心するのは私達の本能ではないでしょうか。

道具について学んだ後は、薫香・インセンスについて学びましょう。

投稿者: たかお

毎度、お世話になってます。店主です。