療法の比較

代替療法に使う製品を並べているせいもあって、よく次のような質問をもらう。
「Aという療法とBという療法と、どちらがイイですか?」
この質問が意味をなさない理由を3つあげる。

代替療法とかヒーリングを志す人は忘れないでほしいと思う。(今日はエラそうに書かせていただきます。)

理由1.あらゆる療法は自己治癒力のヘルプにすぎない

子供のころから「お医者さんに治してもらう」というすり込みがなされている我々は、病気を故障だと思っている。
それは違う。

「病は気から」というように、さみしい気持ちの人はかまってもらいたくて病気になるし、身体が負荷を感じると病気になる。

風邪をひきがちな人には疲労していたり、ストレスをかかえている人が多い。
同じ病原菌にさらされていても、病気になるならないを「元気だから」という意味をなさない理由で納得したつもりになってはならない。

病気とは身体の故障ではなく、不調和なのだ。
それを調和状態に戻すのは自己治癒力以外にはない。

身体はすべてを知っている。

怪我をしたら、どう皮膚を修復したらいいのか、いつまで皮膚を再生したら終りであるかを知っている。(驚くべきことではないですか?)
病原菌が体内に入ってきたら、病原菌と自分の身体の組織の違いを知っている。

外科手術と感染症をのぞく、あらゆる治療は自己治癒力を助けるにすぎない。

つまり「治してもらう」という言葉は間違っている。

「自分の治癒を手伝ってもらう」というのが正確な言い方だ。
そしてその不調和を取り除く方法は原因が千差万別であるように、方法も千差万別。
どんな療法でも適用する治療家が適切なものを選ばなければ、意味はない。

 

理由2.生体には個性がある

病院の投薬が、ある人には効くし、ある人には効かない。
効く量もさまざまだ。

これは症状に対して機械的な投薬というものが大多数に対する効果を狙った確率によるものであり、個別の人を個別に捕らえない限界だ。
東洋医学では風邪をひいてても処方する薬は理由、体力、性別、時期により異なる。
それは原因を見ようとするからだ。
どちらが有効かはともかく、この症状にはこれ、という万能薬や万能の治療は存在しないのは事実だ。

 

理由3.治るとは症状が消えればいいのか?

肩が凝る、じゃぁ、もみほぐして柔らかくする。さらにうっ血して凝り症状はすすむ。
風邪で熱がでた、じゃぁ解熱剤を飲む。治癒は進まないし、おかしな方向にすすむ。

どちらもどんどん体を悪くする。

なぜ肩が凝るのか? 姿勢が悪いのか、緊張気味な性格なのか、ひょっとして内臓疾患なのか。身体のバランスの悪さを補えば消えるのか。
それを解決せずに揉みほぐしたから15分1000円というのが治療家だろうか?

風邪で休まない、体は無限に治癒はきかない、だから他の症状で異常を示す。
疲れているのに、いつもと同じだと思う人は普段から頭脳を使っていないからだろう。
頭脳をかなり使う人は体調の変化が頭脳の反応にすぐに現れることを知っている。
かように自分の体への無関心と鈍感さを肯定していると、ある日突然、倒れる。
テレビ番組で脅しているような内容は大半がこれだ。

 

「治す」という行為は症状の原因をつきとめ、適切な治療を施す、治療家の腕にかかっていることであり、治療方法そのものにかかっているものではない。
故 間中博士が、金紙、銀紙を使ったり、ツボを描いた人体図を使ったり、さまざまな方法で劇的な治療結果をだしたことも、個々の治療方法が素晴らしかったわけではない。

すばらしかったのは、患者さん個々の生体エネルギーのゆがみを観察する力だったと思う。ゆがみを戻すことができるならば、なにを使っても治るのだ。

勘違いした療法家が症状を見抜けないのにマネをして金紙、銀紙をやったところで対して効果が出ず、クビをひねることになるのだ。

多くのたいしたことない治療家が、「あれも治った」「これも治った」効果を誇るが、適用できなかった例については口を閉ざしている。
こういうのを「バカの一つ覚え」というのだろう。
優れた治療家はポケットに療法はたくさんもっていて、見立てにより様々な方法を取り出す。

代替療法の治療家として患者を救うことを目指す方は、生体エネルギーの検知とそのゆがみを治す方法を会得することを目指さねば、いつまでたっても一流にはならない。そんなことは、経絡とはなにか、真剣に考えればわかることだと思う。

医師は三分間医療と揶揄されながらも、毎日、70人くらいの患者を見る。
それもあり、確率で治すことには長ける。
代替療法家はせいぜい一日に5-10人が精一杯だろう。それだけその人を丁寧に見るということこそが医師との差別化であり、できなければならないことだと思う。

投稿者: たかお

毎度、お世話になってます。店主です。

コメントを残す