特別な音と音楽

2023/12/6 水曜日

音楽療法

効果を医者が認める分野

音による癒し

後ほど音楽による癒しをご紹介しますが、まず特殊な音を発生する装置を振り返りたいと思います。
古くからパラメモリー、バイノーラルビートなどと音をだすだけの製品は販売されてきました。
最近だと、オーム(日本ではまだ禁句でしょうか)という音は、オームという音はすべての音の先祖であり、136.1Hzの音をふくんでいるといいます。
この音を全身に染みわたらせることで癒されるということです。

音源としてYouTubeにアップされていたり、CDやはたまた音叉までも売られていますが、単純に特定の周波数を聞きたい、いろんな周波数を試したいのであればパソコンさえあれば、無料でやることができます。(パソコンの音は有害だ、音叉のようなナチュラルじゃないといけない、なんていう話は置いておきます。)

まず、WaveGeneというソフトウェアをダウンロードします。(こちらからどうぞ)

このソフトは、任意の周波数を2チャンネル分、右耳、左耳独立に発生できるプログラムです。簡単なようで難しいプログラムをフリーウェアとして発表していただいて感謝しています。

ダウンロードして解凍したら、すぐに使えます。動作させて音がしないようでしたらWindowsのボリュームコントロールが下記のようになっているか確認してみてください。

他に必要なものはヘッドフォンです。これでどういうヒーリングをすればいいか、ご紹介します。

左右の脳のアンバランス解消

最近の一般人は、左脳を酷使することが多いため脳の左右のバランスがとれなくなり、偏頭痛や片方だけの視力低下などを招いている場合があります。このソフトでそういう脳のアンバランスを治すことができます。

  1. まず、ソフトのパラメータを「ホワイトノイズ」「L+R」にセットします。
  2. 次にボリュームを絞ってからヘッドフォンをつけ、■横の三角マークをクリックして音を発生させます。
  3. 徐々にボリュームをあげていきますが、どちらかの耳が少し小さく聞こえたりしませんか?
  4. 小さく聞こえるほうの脳(左が小さいとすると右脳、右が小さいとすると左脳)の働きが低下しています。小さく聞こえるほうだけにヘッドフォンをつけてボリュームをさらに少しずつあげていってください。
  5. もう、これ以上はうるさい、というところまであげたらそのまま3分間程度音を聞いてください。

すると不思議なことにつまっていた鼻がとおったり聞こえてないほうの目がはっきり見えるようになったりします。聴覚の刺激で脳が目覚めるのです。
実際、これで偏頭痛が治った例がかなり、あります。

リラクゼーション

左右の耳で違う周波数を聞くと頭の中でうなり音が聞こえるという現象があります。バイノーラル・ビートといわれます。(Hemi-Syncという呼び方もありますが、体外離脱で有名なモンロー研究所の登録商標です。)この結果のうなり音がアルファ波(8-13Hz)に保つとリラクゼーションになるわけです。
冒頭で述べた製品、パラメモリーなどもバイノーラル・ビートでした。

脳波がアルファー波くらいの周期になるとβ-エンドルフィンが脳内に分泌されます。

β-エンドルフィンには

  • ストレスを低減または解消する
  • 脳を活性化させ,クリエイティブになる
  • 体の免疫力を高め、病気を予防する

といった効果がいわれています。そういう用途に使う場合、

  1. このソフトのWAVE1を「サイン波」「400Hz」「R」と、Wave2を「サイン波」[413Hz」「L」として聞いてみてください。(周波数は直接入力してください)
  2. 音量は長時間聞いていて快適な程度にしましょう。
  3. 聞いているとうなり音が聞こえるはずです。この413-400Hz=13Hzがうなり音の周波数です。
  4. 音の高低はご希望にあわせてかえて、差が8から13Hzになるようにします。もっとも8Hzは低すぎて聞こえないと思いますが。

パラメモリーでは、

  • 記憶力の増進
  • 集中力の増強(学習力の効率アップ)
  • 高度な知性(創造力)の開発
  • 思考力の増強
  • 知能の開発
  • はかりしえない潜在能力の開発
  • 精神の安定
  • リラクゼーション
  • イメージ能力の強化

といったことがうたわれています。先の136.10Hz前後で楽しんでもよいでしょう。音叉やCDと違って、任意の音を選べ、好きな時間だけ聞けるこの方法のほうが、優れており、しかも無料です。

バイノーラルビートはさらに研究が進み、モンロー研究所でヘミシンクなどという特別の名前をつけられ独特のノウハウ(ガイダンスや音楽)と共にいろんな目的のものが発売されています。
それを、なんと、ノイズキャンセリングをかませて聞くと簡単にトリップできるらしいです。
おいおい、それなら簡単に試せるぜ。wavegenとソニーのノイズキャンセラー付ヘッドフォン買ってくればいいんですよね。アマゾンで探してみてください。

WaveGeneは本来はテスト信号の音源とする目的で開発されたものです。しかし、音による治癒に絶大な効果を発揮するソフトウェアです。(著作者にもお知らせしています) ぜひ、お試しください。

サイマティクス療法

ハンス・イエニー(Hans Jenny)は低周波発信機につけたスピーカーの上に振動板をのせ、粉をまきました。音により粉はいろんな形を描くことを発見しました。これにトノスコープという名前をつけました。
イギリスのピーター・ガイ・マナー博士(Sir Peter Guy Manners)は、音と治療の関連をイエニーと共に研究史、サイマティックス(Cymatics)療法を提唱しました。生体の各組織には固有の周波数があり、それを照射することで定常的になる、という説です。
理論の概要はラジオニクスと代わりません。レートが可聴周波数に化けただけなように、個人的には受け止めています。聞こえる音を使うので、人にはわかりやすい、という利点があります。

モーツァルトについて

音楽が体に及ぼす効果というと、モーツァルトをはずせません。
モーツァルトの音楽が健康によいという話を聞いたことがあるかと思います。
一時、テレビでもずいぶん話題になっていました。

  • 会話における聞き取りや会話の能力を高める
  • 不安やストレスを減少させ、記憶力を高める
  • 心拍や血圧の安定化
  • α波状態になりやすい

という効果がうたわれています。
なぜ、モーツァルトの曲だけがもてはやされるかというと、曲そのものの素晴らしさプラスバイオリン等に代表される約3,500~4,500ヘルツの高周波音を多く含むことと、一定の安定したリズムが大事なのだといいます。
これらによれば、モーツァルトの多彩な音により、免疫力が向上するようです。

理由として言われていることを注意深く読み直してみます。

高周波音は、脊髄から脳にかけての神経系を効果的に刺激して、その結果、健康を支えている生体機能に、良い影響を及ぼすとされています。
自律神経とホルモンの分泌を正常にし、様々の疾患を同時に治療していく療法です。
モーツアルトの音楽は、3,500ヘルツ以上の高周波を豊富に含んでいると言われています。

脊髄から脳にかけての神経系に、高周波音が直接作用するような感じですね。
耳は関係ないのか?

ないかもしれません。なぜならば、次のような話がしばしばあるからです。

トマトにモーツアルトの音楽を聞かせると、発育が早く、甘くなる効果が報告されている。
通常の糖度は、4.8%だったのに対して、音楽を聞かせたことによって、2倍以上の、9.3%に糖度がアップした。

トマトには耳がありません。。。

同様の発見は数多くあります。
人間も実は感じることがあります。
リアルなコンサートに行った時、音楽は耳だけではなく全身で聞いていませんか。
ヒーリング音楽で耳に聞こえないくらいの倍音がなっていると爆睡するくらいリラックスしたり。

音だから耳だ、と耳だけに限定せず体で不調なところに音を送りこむ、言い換えると可聴範囲の周波数の振動で刺激を与えることでさまざまな効果が期待できます。
ここには版権の切れたモーツァルトの演奏を一曲置きます。

弦楽四重奏曲第19番 ハ長調「不協和音」K.465

電子化はされていませんが、バリ島のヒーリングショップで大きな木製の机に寝かされたことがあります。机の下には様々な太さの鉄線がはられていて一種のハープのようになっていました。適当にかき鳴らされると、かなりリラックスできました。体で音を聞くっていい療法だと思います。

この記事では特別な効果の音と音楽療法についてまとめてみました。

音を実際に体に聞かせる方法については、音を体で聞くで詳しくみていきます。