六壬 7. 解釈基本
四課三伝を作成してから、読んでくださいね。
六壬の場合は、日干が自分で、日支が占う対象を象徴しています。 この原則から、第一課が主体で、第三課が客体であることは容易に理解できます。 第二課は、第一課から導出されていますから、主体をとりまく追加要素であり、第四課は第三課から導出されていますから、客体をとりまく追加要素です。
つまり、一課もしくは三課の十二天将や六親の示す象位がまったく違うものであった場合、その占いは成立しません。後日改めて占います。
三伝は、初伝が占うことのの原因やそもそもの発端です。中伝は途中経過。末伝は結果を示します。 なお、十二天将や六親星は意味を探るために使うものであり、そのものだけでの吉凶はありません。十二支の関係がいいときにはよい面が、悪いときには悪い面が出ます。
評価は十二支の吉凶関係
もっとも重要だとされているのが、一課、三課、末伝の間での吉凶の関係
一課 – 三課
一課 – 末伝
三課 – 末伝
で、とくに「三関」と呼びます。
それが、いつ起こるか?(応期)
六壬では、三伝の十二支がつく時(旧暦)に起きるといいます。ただ、それが日なのか月なのか年なのかは常識を働かせましょう。
占う対象によって方法が違う
古来、六壬の解説書は以下のようなテーマごとに占い方を解説しています。
- 願望
- 恋愛・結婚
- 就職
- 試験
- 借金
- 訴訟
- 売り物
- 行方不明
- なくし物
- 病気
- 旅行
- 待人
例えば、恋愛の場合、占いを依頼した人が必ず一課とは限りません。男性が一課で女性が三課と決まっているのです。
詳細は各論に譲りますが、六壬神課の占い方は以上となります。