潜在意識との会話

インターネットを見ていると「潜在意識が妨げている」という表現が多くないですか?
自分がやろう、やったほうがいいと思っていることについて、先送りしてしまう、ヤル気が起きない、などのことはしばしば起きます。

でも、それって潜在意識のせいなのでしょうか?
そんなに潜在意識と顕在意識って意見が違うものでしょうか?

そして潜在意識と会話することがそんなに難しく、教えることがビジネスチャンスにすらなっているということに違和感をもちます。

確かに私達は潜在意識に乗っかった子供ですが、それほど潜在意識と意思疎通をすることは困難でしょうか?

今日は潜在意識と折り合いをつける方法について書きたいと思います。

とはいえ、最初に自分がやろうと思っていることを自分が妨げている場合、いきなり潜在意識の議論をするよりも先に、「自分をきちんとかまってあげているか?」意識の世界の自分の中を見つめてください。

私は自分の機嫌を自分でとても取るほうです。
やらなくちゃいけないことがあってもヤル気が起きないとNetflix見たり、Amazonで買い物したり、まとめサイトの世間話を眺めていたりします。

で、ふと「ちょっとやろうかな?」と気分が変わったらその気分をおだてて、やらなきゃならないことに突入します。

自分の機嫌をとらないで「いやだなぁ」と放置しておくと締め切りギリギリとなってしまい、ロクなことにならないことがしばしば起きました。
そうなってしまうくらいならば、自分を大事にしたほうがいいと思います。

他の人から聞くのですが、しばしば「自分を蹴っ飛ばすように叱咤して、やることはやらねばならない」と思い込んでいる人もいます。
私から見ると、まるで自分を信じていない人です。
こういう人は「病気になったらどうしよう」「やっても結果が出ないとどうしよう」とか失敗という概念に囚われています。
言い換えると失敗を期待しているのです。
失敗に対処する最善の方法は先送りしないことなのですが、自分を信じていない人はなかなか始めようとしません。そしてやはり自分がもっとも想起していた失敗に近づいていきます。

このタイプの人は潜在意識など、まるで信用していません。
必要な情報も「自分が探す、探した」と顕在意識で思い込んでいます。

潜在意識との会話以前に、自分の顕在意識との合意が取れていない場合のほうが、圧倒的に多いと思います。

さて、潜在意識と意思疎通することはそんなに難しいことでしょうか?

もっとも簡単なものは呼吸ですね。
呼吸は意識をしてコントロールすることもできるし、意識しなくても潜在意識が体の要求に応じてコントロールしています。
それゆえ、潜在意識との会話のはじめとして呼吸は瞑想などで古来、推奨されてきました。
しかし呼吸だけで潜在意識と会話しようとすると、膨大な「修行」が必要です。
私は推奨しません。

次に簡単なものは、誰もいいませんが、自分に言い聞かせることです。
そんなんでできれば苦労しないって?
私は過去、何十年も目覚まし時計で目を覚ましたことはありません。
(万が一のために、必要な時はセットしますけれども)
眠る前に時間を確認し、「俺は朝7時に起きるんだよ」と明確に2,3回言い聞かせると、7時前にスッキリ起きられます。
これが潜在意識との会話と言わずしてなんでしょうか?

同様にしてなにかの解決策だって、問題を一行にまとめて書いてパソコンにでも貼っておけば。潜在意識は解決策を探しだします。

もう少し高度なテクニックとしてはEFTが挙げられます。EFTについてはここに10年以上前に記事をかきました。
ツボをタッピング(軽く叩く)しながら、基本的に「(ネガティブな事実)であることを認めます。でも、(ポジティブな状態なのです。)」というアファーメーションを唱えるとすっと潜在意識が受け入れるというものです。
EFTを自己催眠だと言っている人がいますが、いいじゃないですか、うまく簡単に潜在意識に伝えられれば。
しばしばレッテル貼って理解したつもりになって、本人はまったく進歩していないトータルで愚かな人を見かけますが、なにがしたいのでしょうか?
ここをお読みの方は先人の知恵をまず試しましょう。

ところでアファーメーションと言えば、ひたすら完成形のアファーメーションを唱え続けて潜在意識に染み込ませる、などという愚論をしばしば見かけます。
オススメしません。
なぜならば、その行動はあなたが誰か他人にしつこくその言葉を言い聞かせていると想像してみてください。
普通は相手は怒り出しますよね。「しつこい#」って。
なぜでしょう?そう、信用されていないと感じるからです。
なぜあなたの潜在意識は例外なのですか?

上に書いたように潜在意識に意思を伝えるなんて簡単なことなのに。
なかなかアファーメーションがかなわないのは、まず顕在意識レベルで矛盾が解決していないのではないでしょうか?

もしくは、あなたのためにならないことであるので潜在意識がのってこない。

しばしば恋愛などでアファーメーションは利用されていますが、恋愛って実は自分の投影だって理解していますか?

どんな人でも自分の中に男性性と女性性を持ちます。
目の前にすてきな異性が現れた、とみんな思い込みますが、それは違います。
自分の中にある理想と相手が近いということです。
そこに理性が「知らない人を探すより、目の前にいる人に仕掛けたほうがラクだ。今がチャンス」と耳元でささやきます。
かくして「この人が大好き」になるのです。
こう言えば身も蓋もないのですが、自分の激しい感情は相手からもたらされているのではなく、自分の中に動機があると気づいてください。
恋愛とは激しい感情ですから割り切ることは難しいですが。

それでも相手に理想を見出して固執しないための大事な考え方だと思います。

恋愛に限りません。

密教という宗教があります。これがなぜ「秘密の教え」と言われているかというと「即身成仏」を教えるからです。
しばしば「この身のまま仏に成る」と解釈されていますが、長年の私の経験では違うと思います。

「この身が仏であることに気づく」ことが秘密の教えなのです。
密教で加持祈祷という願望を達成する、自分が仏であることを体験する方法があります。
この時、「三密」が方法の要(かなめ)とされます。
「身密(しんみつ)」「口密(くみつ)」「意密(いみつ)」です。

願う対象の仏を現す「印(いん)」を手で結ぶことを、「身密」といいます。
真言を唱えることを「口密」といいます。
仏の姿を心(意)に思い描くことが、「意密」です。

この3つで自らを仏と一体化させるといいます。
これをやると人は仏になれる時があるのです。
人にはもともと仏に変身する能力が備わっているということです。

実際に加持祈祷を長年行っておられる阿闍梨(あじゃり)は「加持祈祷は叶うこともあれば、仏の都合により変化したり、叶わないこともある」とおっしゃいます。

我々が潜在的にもっている能力で仏とつながっても(個人的には集合意識だと思います)物理的な達成は多くの人の思いの集合体として達成されるということではないでしょうか。

密教がはじまってから1000年以上経っていますが、現代人は当時の人よりもはるかに多い知識をもっています。
大昔に書かれたお経の知識を超え、私たちは「即身成仏」の可能性が十分にあります。

もっと自分と潜在意識を信頼してください。

投稿者: たかお

毎度、お世話になってます。店主です。