願望と直感
願望をもち、潜在意識?、魂?も同意したら直感に従って行動するべきです。
最初に、願望について少し復習します。
願望
多くの人の願望が周囲の価値観により「持たされている願望」です。よくいう、「しょせん、この世は色と欲」というのは、異性とのつきあいとモノをたくさん所有することだといっていますよね。
若いうちにこんなサイトなぞ見ずに、我欲を追求することはいいことです。なにごとも経験してみるべきですから。そうこうして、なかなかうまく得られない、もしくは得てみたが、まったく満足できない、という状況になり始めて人は自分の内面を考え始めます。
一言でいえば「私はなにに満足するのだろう?なにがあれば幸せなのだろう?」この答えは人間の相対関係しか理解できない人は「人より上に立ちたい」で終了します。
宗教や自分の内部考察の経験者は「人とのかかわりで自分を表現したい」に落ち着きます。
が、ここまで抽象化してしまうと願望というよりも「理念」となります。
ただ、大事なことは、同じ「事業を成功させたい」でも我欲からスタートすることと、「人を食べさせたい」という他利からスタートすることはまったく違うのは、言うまでもありません。
最近の世の中は某外食産業のCEOなどの例でもわかるとおり、邪悪な心根をキレイ事でカバーしても、疲労死した社員についての扱いなどで、すぐに本当のことが広まります。
スピリチュアルを持ちださなくても、世の中は変わってきています。
それでも、周囲の情報を元に頭で成功願望をもつ人が跡を絶たないのも事実です。人材がだぶついているのに、古い情報を信じて借金してまでMBAを取ってみたり、士業の学校に行く人はあいかわらずいます。それが好きか嫌いかも理解しないまま。
では、本当に自分が持っている願望はどうすればわかるのでしょうか?
それは自分の内部に深く入っていくことでしかわかりません。自分探しとは外を歩きまわることではありません。自分の内面を掘り下げていくことです。
自分の生まれてきた状況、自分の関心の方向、場合によっては運命学などを少し参照してみてもいいかもしれません。自分がもっている人生観、価値観から願望は出てきます。
とはいえ、まず、自分が幸せになる願望をもちましょう。潜在意識は自分の身を守ることが第一義です。その願望を叶えることが安全に繋がる必要があります。魂のレベルでも自分が不幸になって他人は幸せなどというちぐはぐな願望では魂は納得しません。
願望を魂レベルからたてるとはかように難しいものです。が、最初からそんなことを言っていては、ずーっと考え込んだまま月日は過ぎていってしまいます。ですから、まずはなんでもいいので、かなったらいいな、という願望を作ってみてください。
拍子抜けするかもしれませんが、本当の願望とは自分の深いところから出てくるものなのだよ、ということを覚えておいていただければ十分です。
直感
願望をもつと、達成のための行動は直感に従うべきだ、としばしばいいます。
これにはふたつの面があります。ひとつは心理学的に言われていることです。
例えば、Rocket News24の記事にもありますが、長期の目標を達成するように潜在意識がもたらす直感は常に気にかけています。関心があるから、達成するようなチャンス、情報に敏感なのです。
もうひとつスピリチュアルな面からすると、そのような情報を天使、スピリチュアルな存在が集めてくることにより、シンクロニシティが起きます。そして、スピリチュアルな存在は、常に他者との共存も織り込んでいますから、シンクロニシティにより正しい方向に全体としては進んでいることがわかります。
ただし、その事象ひとつひとつは単なる情報で、そちらに向かえばいいとは限らない、そこは理性によるフィルタリングが必要であることを指摘しておきます。
行動
たとえばあなたが「社長になりたい」という願望をもっていたとします。ならば、会社を経営できるだけの能力、寛容さ、といった、あなたが社長らしいと思う力は身につけていくべきことです。
単に社長になりたいと願っているだけで叶うことはあります。が、人生はそこでは終わりません。能力がないのに社長になり、石もて追われる身になりたくないのであれば、実力を身につけるという行動は必要です。
恐れ
逆にせっかく願望が叶おうという時に恐れから捨ててしまう人がいます。首都圏の大学に入るんだ、と必死になり勉強し、首尾よく入学できたのに、故郷を離れて一人で暮らすことが恐怖になり、ふいにするという人もいます。
この場合、願望が「明るい大学生活」でないから、途中でチグハグになってしまうのですよね。ここでも、直感を信じて願望を新たに立てる。そうやって生きていくものでしょう。