電磁波の影響が増加?

2023/12/6 水曜日

(2018年9月追記)電磁波の影響についてかなり具体的な実験が発表されています。

ソースはこちら

デンマークのユトランドにある学校で、生物学の実験を行いました。

内容は
「携帯電話を頭の近くに置いて寝ている場合に、学校で集中することが難しく、さらに寝つきが悪くなることがあると私たち全員が感じていました」

みんなが同じ経験をしているところから好奇心を持った少女のグループは、WiFiの電磁放射線が生体細胞に与える影響を調査するための実験を考え出しました。

【実験の内容】

・400粒のクレスの種子を、12個のトレイに分けて蒔きました。

・2つの部屋にトレイをそれぞれ6個ずつ配置。

・2つの部屋は温度が同じで、それぞれのトレイには実験期間全体を通して同量の水と日光が与えられました。

・一つの部屋ではWiFiルーターの横に種子の乗せられたトレイが置かれ、それだけが二つの部屋の唯一の違いでした。

【実験の結果】
実験開始から12日後、二つの部屋に分けられていたトレイの上には驚くような結果が観察されました。

まったく植物の生育状況が違ったのです。
右の青々とした皿はもちろんWiFiルーターから遠いところに置いた皿です。

 

 

人間でも電磁波過敏症という症状があります。

脱・電脳生活という本で私が始めて知ったのは、かれこれ20年前でしたか。

例えば、電子レンジで暖めた水を飲むと体調を壊すとか、ひどい人はガラス瓶に水を入れ、土中に数日埋めないと飲めない、といったことが書かれています。
アレルギーで水アレルギーという人がいるが、電磁波アレルギーかもしれません。
この本は電気の違う力について書かれた興味深い本でありました。

が、当時、私の周りを見ても電磁波過敏症の人は見たことがなかったのです。
ところが、週刊誌ネタですが、週刊実話(2012年9月27日号)に再度、次のような記事がありました。

神奈川県に住むAさんはマンションの玄関口に立ちながら、各住戸の電気製品の点滅の様子が手に取るようにわかるという。
「今、301号室でテレビが点いた。103号室ではパソコンが消えた」
(中略)
本人に問い質したところ、スイッチを入れた途端、針で刺したような胸の痛みを感じるというのだ。

北里大学名誉教授で『そよ風クリニック』院長の宮田幹夫氏は
「電磁波過敏症の患者は、電磁波を感じると皮膚がピリピリします。」

21世紀になったせいなのか、放射能被ばくで免疫力が落ちているせいなのかわかりませんが、過去にくらべ電磁波アレルギーともいう症状をもつ人が、とても増加しているのは間違いないように思えます。

さらに宮田氏は次のような症状が出ることがあるといいます。
「小児の白血病、脳腫瘍、乳がん、携帯基地局周辺のがんの増加、精子数の減少などが見られます」
理由として、
「これまでの研究で、細胞内のカルシウムイオンが流出し、脳の松果体から分泌されるメラトニンが減少することがわかっています。カルシウムイオンは神経の伝達や心臓の鼓動に影響します。メラトニンは睡眠覚醒など、生活のリズムを体内に伝える働きがあります。そうした働きが電磁波で損なわれるのですから、頭痛、疲労、睡眠不足、集中力の低下や不定愁訴が起こるのは当然かもしれません」

電磁波による障害の話しは最近出てきたものではありません。
ちょっと、Amazonで出版された本をざっと調べてみました。これがすべてだとは言い切れませんし、いくつか問題はあるのですが、出版刷数が人の関心の度合いを示しているとはいえるでしょう。

2012年(5冊)

  • 2012/8 「脳の疲れ」がとれる生活術
  • 2012/7 携帯電話でガンになる!?
  • 2012/6 本当に怖い電磁波の話し
  • 2012/6 生体と電磁波
  • 2012/1 電磁波過敏症を治すには

2011年(7冊)

  • 2011/10 電磁波はやっぱり危ない
  • 2011/7 電子洗脳
  • 2011/5 「脳ストレス」に強くなる
  • 2011/3 携帯電話 隠された真実
  • 2011/3 シックハウス症候群を防ぐには
  • 2011/2 週刊金曜日 「電磁波の危険度」
  • 2011/2 エレクトロニクス機器設計と電磁波による生体影響

2010年(6冊)

  • 2010/11 携帯電磁波の人体影響
  • 2010/11 電磁波の何が問題か
  • 2010/10 もしも、IH調理器を使っていたなら
  • 2010/9 見えない汚染「電磁波」から身を守る
  • 2010/9 あぶない!あなたのそばの携帯基地局
  • 2010/4  携帯電話は体に悪いのか?

2009年(3冊)

  • 2009/12 ホットカーペットでガンになる
  • 2009/11 電磁波から家族を守る
  • 2009/3 babycom Eye 子どもと電磁波

2008年(3冊)

  • 2008/5 食べもの通信 no.447 特集 暮らしの中の危ない「電磁波」
  • 2008/3 babycom mook Vol.4 特集「これからの電磁波対策」
  • 2008/2 ユビキタス社会と電磁波

2007年(3冊)

  • 2007/9 告発・電磁波公害
  • 2007/4 健康を脅かす電磁波
  • 2007/2 しのびよる電磁波汚染

2006年(3冊)

  • 2006/12 IH調理器を買う前に必ず読む本
  • 2006/6 babycom mook Vol.1 特集「電磁波」
  • 2006/2 ケータイで脳しゅよう

2005年(6冊)

  • 2005/12 電磁波過敏症
  • 2005/10 検証IH調理器と電磁波被害
  • 2005/10 オールアース時代がやってくる
  • 2005/9 やっぱりあぶない、IH調理器
  • 2005/7 電磁波は”無害”なのか
  • 2005/3 やっぱりあぶない、IH調理器

2004年(4冊)

  • 2004/12 電磁波シンドローム
  • 2004/11 電磁波・化学物質過敏症対策
  • 2004/5 電磁波汚染と健康
  • 2004/4 生体と電磁波

2003年(3冊)

  • 2003/10 電磁波を感じてしまうあなたへ
  • 2003/6 電磁波被曝!
  • 2003/6 危ない電磁波から身を守る本

2002年(3冊)

  • 2002/11 誰でもわかる電磁波問題
  • 2002/3 検証・電磁波問題
  • 2002/1 携帯電話 その電磁波は安全か

2001年(1冊)
・2001/1 電力線電磁場被曝

2000年(1冊)
・2000/4 ここまできた!環境破壊

1999年(1冊)
・1999/3 死の電流

1998年(2冊)

  • 1998/4 続あぶない電磁波
  • 1998/2 電磁波のナゾを解く

1997年(6冊)

  • 1997/12 電磁波安全論にだまされるな
  • 1997/11 武器としての伝播の悪用を糾弾する!
  • 1997/7 高圧線と電磁波公害
  • 1997/5 電磁波白書
  • 1997/4 電磁波の恐怖
  • 1997/3 電磁波がわkる本

1996年(8冊)

  • 1996/12 全解明 電磁波障害と対策
  • 1996/12 電磁波汚染
  • 1996/12 図解 電磁波恐怖マニュアル
  • 1996/11 もう電磁波は怖くない
  • 1996/7 あぶない電磁波!
  • 1996/7 いま、電磁波が危ない
  • 1996/5 電磁波はなぜ恐いか
  • 1996/5 電磁波の正体と恐怖

1995年(4冊)

  • 1995/12 あなたを脅かす電磁波
  • 1995/7 携帯電話が危ない!!
  • 1995/6 ガンと電磁波
  • 1995/4 電磁波の恐怖
  • 1995/4 高圧線と電磁波公害

1994年(0冊)

1993年(2冊)

  • 1993/12 クロス・カレント
  • 1993/10 電磁波はなせ恐いか

1992年(1冊)
・1992/3 脱・電脳生活

1991年(1冊)
・1991/4 電磁波汚染

1989年(2冊)

  • 1989/11 しのびよる有害電磁波の恐怖
  • 1989/2 電磁波が危ない

1989年以前は見つからない。

トレンドを見ると、1996年ごろは8冊を数えます。次のピークが2005年の6冊。そして2010年から大量出版が続いています。

携帯電話や無線LANの普及と共に被害が出ているのかもしれません。
なにしろ被害があることは冒頭にある記事のとおり、立証されているのですから。

シューマン波発生器 や 気オーガナイザー はこういう時代には必須になってきたのかな、と思います。