イオン

2014/11/23 日曜日

イオン探知機

マイナスイオン、プラスイオンを確認しよう

「マイナスイオンは身体にいい」と宣伝もされていて、いい、と思い込んでいる方がいまだに多くいます。
ある鍼灸師が過去にメーカーとタイアップして調査した結果では、「プラス、マイナスイオンがバランスよく(1対1.1)存在し、イオンが多くある環境が最も体によい」ということだ。

イオンが多い状態が自然に近いと誰もがイメージしているだろうが、イオン発生器が稼動している間はマイナスイオンが数多くあっても、スイッチをオフにした途端にマイナスイオンがなくなるような状態と、自然界を同じものと考えていいか疑問です。
滝でも作りだし、間接的にイオンを発生するのであれば別なんですけれど、湿気が多すぎて大変ですね。

また、トルマリンとか木炭から出ているといわれているマイナスイオンがどれほどのものであるか、実際に測定するといいと思います。(測定不能なくらい出ていません)

イオンは目に見えないだけに、いい加減な主張が多いです。

イオンメーターは別の方法で完成品を扱っています。こちらの記事をどうぞ。

こちらの装置は正確ではないですが、マイナスイオンが出ていると主張する商品について効能を確認するくらいは十分できます。自作用の解説です。
(学校の技術の先生から回路図のご希望があったので、掲載することにしました。みんな、がんばってね。)

制作方法

回路図

パーツ名 数量 メモ
ケース 1 タカチMB-2を使った
FET 2SK30 1 静電気に弱いので注意
LED 1 なんか適当なヤツ
抵抗 4.7KΩ 1/4W以下 4
ボリューム100KオームB型 1
コンデンサ100PF 1 セラミックで充分
50μAプラスマイナス電流計 1 これが一番入手がむつかしいでしょう。
ボリュームツマミ 1 あまり小さいものは調整がしにくい。
ロッドアンテナ 1 20センチ以下くらいでよい。
電源スイッチ 1 安いものでいい
プッシュスイッチ 1 静電気が溜まったらショートさせてリセットするため
006P電池スナップ 1
蛇の目基盤 1 5×10センチ程度

実際のところは静電気メーターです。回路はホイーストンブリッジという抵抗で作った4角形に電界効果トランジスタ(FET)を接続しています。このFETのゲートにわずかでも電荷が加えられるとブリッジのバランスが崩れ電流が流れます。
原理は簡単だが、なかなか敏感です。

静電気を扱うため、組み込むケースは金属ケースにしましょう。
プラスチックは静電気を発生、保持しやすく測定不能になってしまいます。
また、アンテナからFETまではあまり長い電線を使うとそこに静電気がたまるので短めに配線することです。

メーターは特別なもので50μAで針が中央で0にあり、左右に触れるタイプが好ましいですが、最近見かけませんね。

最初に基盤を組み立てる。次にケース内のどこにレイアウトするか考えながら、仮においてみて配置をきめましょう。メーターは以外に厚みがあるので、よく確認しないと基盤がうまくおさまらないこともあります。
ケースには、大物のメーターを始めとし、電源スイッチ、リセットスイッチ、アンテナ、ボリュームの穴をあけます。

穴に部品を取り付けたら、配線をハンダづけしよう。

使用方法

電源スイッチを入れ、プッシュスイッチを一度押して、静電気を放電させる。ボリュームを回して電流計の針が中央に来るように調節する。ためしに、番組の映っているテレビに近寄ってみよう。いきなりメーターが大きく振れるはずだ。マイナス、プラスイオンに応じて針の振れる方向が違う。 トルマリンや竹炭がテレビ一台の発する大きさに比べたらいかに無力かおわかりいただけるだろう。

イオンメーターは別の方法で完成品を扱っています。こちらの記事をどうぞ。

代替療法

Posted by たかお