瞑想
瞑想について
瞑想は、心の問題を解決する方法の筆頭としてあげられます。しかし、その本質は常にあいまいにされ、おのが流派をベストと主張しています。
ここでは、私の瞑想体験から、思い切りシンプルに瞑想を解説し、その後TMについての海外の記事の翻訳を掲載します。
瞑想の目的
WEBを見ても瞑想についてはいろんなことが書かれており、神秘的でおもしろそうな反面、複雑で面倒くさそうです。あまりヨガとか禅とかにこだわらずに始めましょう。
瞑想は目的ではありません、手段です。ここでは、極めてシンプルに瞑想を紹介します。
瞑想によって得られる効果をあえていえば、
内なる力を養成するためのトレーニング
内なる力とは、直感であり、潜在意識であり、超能力であるなにものかです。
このトレーニングなくして、五感ではない能力を育てることはむつかしいでしょう。「五感+理性」が世に言う能力であるとしたら、直感に代表される別の能力を育てることで、その努力をくつがえすことすら可能です。
そして、「その能力は誰にもでもある」と研究者も超能力者も断言します。
しかし、あなたや私がそれほど思い当たらないように、天性の才能をもった、サイキックや超能力者は別として、我々がその能力を発揮できるようにするためには、瞑想というトレーニングが必要なのです。
瞑想とは
これまたシンプルに説明する人がいない。
瞑想とは、第三の意識状態です
普通に生活している人の意識状態はふたつしかありません。起きているか、寝ているか、です。
瞑想はこのいずれとも違う意識の状態をいいます。起きてはいるが、なにも考えない。
顕在意識のおしゃべりを止めさせて受身になり、内なる力に主導権を渡す状態をいうのです。
瞑想の応用として、いろんなイメージを描けとか、思索せよ、というテーマが与えられることがあります。ひとつ後述します。が、基本は意識レベルであれこれ考えるのを止めた状態をいいます。
この定義からすると、エクササイズは体の瞑想といえるでしょう。
走る、ウェイトトレーニングなど同じ動作を繰り返してやることで、体は瞑想状態にはいります。
瞑想状態にはいるには
外界からの刺激を極力シャットダウンしましょう。それにより、関心が内側を向きます。浮かんでくる日々の雑念を捨てるのです。そのための手段として、
- 音(音楽)を利用する
- 光を利用する
- 呼吸を利用する
- 薬物を利用する
などなどの手段が開発されてきています。
外的刺激をシャットアウトする瞑想のひとつとしてTM(超越瞑想)は優れています。
内面に関心が向き、そこからだんだん内面からの思考(外界の反応としてではない)が浮かび上がってくるようにするのです。
シンプルな瞑想法
というわけで、最初にとてもシンプルな瞑想を解説します。これだけでも、瞑想の趣旨からすれば十分だし、私はよくやっています。しかし、瞑想が楽しくなってくると、ゴルファーがクラブに凝るように、いろんな瞑想を体験したくなる。
そういう見方で、お好きな瞑想法を本や団体から学ばれるといいと思います。
- 静かな場所を選ぶ。ざわざわしていてもかまいません。避けるべきな場所は突然、ビクッとするくらいの音が出るところです。
- リラックスするとにもかくにも落ち着くことです。落ち着けない状況で瞑想は無理。静かな音楽をしばらく聞いたり、お茶を飲むくらいはいいと思います。
- ラクに座れる状態を作る。座布団をしき、あぐらや体がやわらかいならばヨーガの本を読んでまねてもいいでしょう。足が悪ければ、椅子でもかまいません。
- 背筋をのばす。瞑想は、ともすれば睡眠へ落ち込みがちです。これを防ぐのが、背筋をピンと伸ばしつづけておくことです。ふと気づくと丸くなっていることがあります。背筋を伸ばすことが、鍵です。
- 呼吸腹式呼吸をします。4秒程度で鼻から息を吸い、10-20秒ほど軽く息を溜め、10-20秒ほどかけて吐きます。この呼吸に意識を集中します。
- 雑念から戻るふと気づくと、また、雑念が沸いています。そう気づいたら、また、呼吸に意識を戻します。
- 最低10分少なくとも10分は座りましょう。ただし、おもしろくなってきても1時間程度にしましょう。
- 終わったら目を開き、そろそろと体を動かします。伸びをして終了。なにか心の奥底がすっきりしていませんか。
毎日やります。できれば朝夕やりましょう。
波動瞑想法
瞑想の手法のひとつとして目的をもった瞑想を紹介します。
ここでは「願望成就」をテーマとした瞑想をしてみましょう。瞑想は顕在意識を離れるため、まだ現実化していない世界に自らを同調させるという使い方ができます。
我々が変えることができるのは今だけです。瞑想の世界で別の世界の波動に自分をチューニングすることで、別の世界を望まなかった自分から離れていき、結果、願望を体験します。
まず、願望をかなえたら体験するであろうシーンを思い浮かべます。過去の経験を修正して、望む状態に変更するというのもいい方法です。
そして、その場の自分の気持ちを確認します。ワクワク、ドキドキと感情が動くならば成功しています。
最後に、深呼吸をします。まず、息を吐ききってください。次に自分が体験していたシーンを深々と吸ってください。新しい波動が自分に定着します。
瞑想で得られること
瞑想は内なる力を養成するようなものです。だから、それに付随することすべてが得られるかもしれません。
- 直感力
- ひらめき
- 願望達成
- 疲労回復、心身のバランス調整
- …….
以上の基本をふまえて、別ページでお勧めしている本などから瞑想についての本を読まれると理解しやすいし、目的がぶれることがないはずです。
手っ取り早く、深い瞑想レベルに到達したかったら、ライト&サウンドマシンが助けになります。これらの機械はあなたの想像以上の効果をもたらします。
TM(超越瞑想)について
マントラ(真言)を使う瞑想の代表といっても過言ではないでしょう。よく知られています。
マントラについて、いい加減な話しが多いので書いておきます。
真言宗ではマントラ(真言)をとても大事にします。
もっとも有名なマントラは般若心経の最後にある「ギャーテーギャーテーハラギャーテーボウジソワカ」ではないでしょうか。
般若心経はインドの経典プラジュニャーパーラミター・フリダヤを西遊記で有名な玄奘三蔵が漢訳しました。それでもマントラ(真言)は訳さなかったのです。
理由を空海は「真言はわずか一字の中に千理を含む。」と言っています。翻訳不能なのです。
一方、瞑想ではこのような強力な真言はあまり使うべきではないと考えています。なぜならば、瞑想の目的は「無」になることであり、特定の概念を唱え続けることは目的とは違うからです。
密教の行のいくつかにあるとおり、特定の真言を唱えることは「行」となります。
以上をふまえて、TMで使う真言についてhttp://caic.org.au/eastern/sydda/free-tm.htmlを紹介します。
「瞑想用のマントラは実は年齢により与えられます。
ある教師は次のように割り当てていました。
- 0-11歳:eng(エング)
- 12-13:em(エン)
- 14-15: enga(エンガ)
- 16-17: ema(エマ)
- 18-19:ieng(イエング)
- 20-21:iem(イエム)
- 22-23:ienga(イエンガ)
- 24-25: iema(イエマ)
- 26-29:shirim(シリム)
- 30-34:shring(シリング)
- 35-39:kirim(キリム)
- 40-44:kiring(キリング)
- 45-49:hirim(ヒリム)
- 50-54:hiring(ヒリング)
- 55-54:hiring(ヒリング)
- 55-59:sham(シャム)
- 60-:shama(シャマ)
(訳注:ただし、これらのみではありません。遠い昔、私がTMを習った時のマントラはこの中にはありません。)
使い方は
- 目を閉じて30秒ほど静かにして
- 心の中でマントラを唱えます。
- そのマントラをどんどん小さな音にします。
- 心の中の音はどこまでも小さくできます。これがTMのコツです。
- マントラは無意味な単なる考えです。
- そうやっているうちに心が別のことを考えることもあります。
それに気づいたら静かにまたマントラに戻ります。 - この瞑想が役にたつならば続け、なにか少しでも問題があるならばやめましょう。
ということです。
アメリカの裁判所でTMは宗教だと認められてしまっています。
ここの記載されていることであなたはTMを習うための1000ドルを節約できました。」
TMで教えている概要はこういうことです。
TMもオウム真理教が捕まる前までは、上級コースを受けると空を飛べると言っていました。
でもTMは効果はあります。私はこれをやっていて完全な「無」を経験したことがあります。
瞑想の手法のひとつとして研究する価値はあります。
ちなみにクリシュナムルティは「マントラはオームでもコカ・コーラでもいい」と言っていたそうです。(伝聞)