エンドルフィンと瞑想

2019/11/22 金曜日

 

エンドルフィンとは

神経伝達物質のひとつです。エンドルフィンが有名なのはモルヒネなど以上に、脳に快感をもたらすからです。
脳内で生産される安全性をもちながら、鎮痛系や多幸感をもたらすと考えられているのです。
エンドルフィンは一般的には次のような状況で発生することが確認されています。

  • 好きな事、楽しい事をしたとき
  • 性行為をしたとき
  • 高カロリーの食事を取ったとき
  • (スポーツやギャンブルで)勝ったとき
  • 熱いお風呂に入ったとき
  • 辛いものを食べたとき

気持ちいいことっていうのが、実はエンドルフィンのもたらす結果だということに気づいてください。

また、恐怖を感じた時も発生します。
それゆえ、ジェットコースター、ホラー映画などのファンがいるのです。

さらに複雑なエンドルフィンの発生の仕方もあります。
しばしば、ひどい肩こりをもっている人が、マッサージ屋さんに行って強い痛いくらいのマッサージを受けた時。
強くもめばもむほど気持ちよさを感じることがあり、あとからひどい「揉み返し」にあうことがあります。
でもマッサージ中の気持ちよさはマッサージによる痛みを抑えるためにエンドルフィンが分泌されているからです。
辛いもの、熱いお風呂同様、人間は苦痛を感じると苦痛緩和のためにエンドルフィンが発生します。

ランナーズハイも同じ原理でエンドルフィンの作用だといわれています。
苦痛を和らげるためにエンドルフィンが発生するという人体の特徴については、大人の事情でこれ以上のことは書けません。

少なくともストレスの多い社会をエンドルフィンでリフレッシュして耐えているおかげで人は生きて行けていると考えておかしくないでしょう。

エンドルフィンは人を変性意識状態に導きやすいといいます。
変性意識状態(Altered state of consciousness)とは1960年代に心理学者のチャールズ・タート博士が定義した意識の状態です。我々が日常の意識でいる以外の瞑想、催眠、トランス、夢、ドラッグ、神秘体験などのことを呼びます。
決しておかしな精神状態ではなく、ビジネス界でゾーンとかフローとかいわれる極度に集中した状態も変性意識状態です。
決して「日常状態か、編成意識状態か」という二分法ではありません。
我を忘れた状態から軽いものまでさまざまな程度状態があるということを覚えておいてください。

エンドルフィンの効能を利用することで、他者より強く生きていくことができます。

エンドルフィン発生の試み

マインド・クラフトの記事をご覧になってお気づきの方もおられると思いますが、音の研究の記事はとても多く、世界的にも実験がなされています。
なにもしなくてもエンドルフィンを発生できないかということについても例外ではなく、世界各国のさまざまな研究によりエンドルフィンを誘発する周波数はわかっています。

とくに有力な周波数は38Hzと111Hzです。
このふたつはさまざまな試み、商品に使われています。

が、38Hzをそのまま聞くと音というよりブザーです。
そこで111Hzに38Hzを加えた149Hzを発生する装置を製品として作りました。
(実は149Hzはスピリチュアルの世界でとても多く使われている周波数です)

音にはうなり音という作用があり、違う周波数が響いているとその周波数の差分がうなり音として生じます。
バイノーラルビートと呼ばれているものはこの物理現象を使っています。

耳に心地よい点ともっとも単純な音であることから正弦波にしました。

瞑想

この段階で試作品を何人かの方に配ったのですが、思わぬ効能を教えていただけた方がおります。

その方は「これ、瞑想する時に使うとすぐに深い瞑想状態に入れる。たとえば飛行機の中とか条件が悪いところでもすぐに入れる」と教えていただけました。

深い瞑想に入れるということにどういう価値があるかといえば、いわゆるマインドフルな状態になるということですが、願望達成にとても役立ちます。
しばしば社会的な成功をした人はみんな瞑想の習慣をもっている、と言いますが当然です。
瞑想により心の中が整理され、フォーカスが定まっているのです。

装置の完成

しかし、エンドルフィンを出して楽しもうという時に単純な音だけというのも味気ないものです。

そこで自分が好きな曲を混ぜて聞くことができるミキシング機能を付加しました。(左からボリューム、ミキシングの電線、イヤホン)

もちろん音源を繋がずに正弦波のみを聞くことも可能ですが、正弦波なればこそ音楽と合成(加算)すれば音楽自身がその周波数をふくむことになります。

チラ見のために3種類の音源を用意しました。イヤホン、スピーカーで聞いてみてください。
最初はデバイスのバイノーラル音のみです。

次はサンプルの音楽です。

エンドルフィン・リリーサーで混成した音です。(音質は若干おとしてあります。スピーカーで聞くと妙な広がりを感じます。)

ケースの寸法は7cm×3cm×12cmくらいです。シャツのポケットには入るように設計しました。

イヤホン使用だと瞑想、曲の感情の増幅にいいですし、スピーカーで聞くと奇妙な音の広がり、作業中の集中力維持、頭が冴えてくるという効果がさまざまな人から寄せられます。

内部はこのようにCPU2つとオーディオアンプでびっしりです。コンデンサーも音楽用のものを使用しています。
マインド・クラフトの製品の中でももっとも複雑なもののひとつです。

瞑想による願望達成

一般的に瞑想とはちょっとかわったことで、普通の人には難しいと思われています。
しかし、いわゆるボーッとしている時とは、軽い瞑想に入った状態です。そういう時間が人には必要だから、思わず人はやっているのです。
ぼーっとしていることは決して悪いことではないのです。

この装置はとくに瞑想による願望達成に向くということで、小冊子「エンドルフィンリリーサーを使ったヨガが伝える願望達成の原理と方法」を特におつけします。
16ページですが、

内容は

  1. この世は行動の場
  2. 潜在意識はあなたの本音を知っている
  3. 願望の持ち方こそ重要
  4. 「今」に心をむける
  5. 現実の認識
  6. 心の構造
  7. エンドルフィンリリーサーを使った瞑想
  8. 直感に従う

です。

この本でユング心理学に基づく願望の持ち方と、ヨガが伝える願望が達成される原理をご理解いただき、この装置でうまく瞑想を願望達成に使ってほしいと思います。

製品には写真のウォークマンははいりません。イヤホンは添付されていますが、写真とは別の機種となります。
本体、ケーブル、視聴用イヤホンと小冊子のセットです。
バシャールによるとこの周波数の音を聞くことでゾーンに入るといいます。
脳はより活発に、より調和され、より高い次元を知覚できるといいます。

使用上の注意

よく寝てから使ってください。睡眠不足ですとエンドルフィンの出ようもありません。
また、残念ながらどちらか片耳が不自由な方、てんかんの方は思わぬ症状を引き起こす可能性があるのでご使用になれません。

いつもの間違い記事の指摘

しばしば脳がアルファ波であるとエンドルフィンが発生すると書いてある記事をみかけますが、十分な説明ではありません。
楽しいことをしている時にエンドルフィンは発生します。
いいかえるとエンドルフィンが出ているから楽しいのです。
アルファ波状態だから発生するわけではありませんので、ご注意を。